この道の先に…
体育館に顔を出した時、梨紗は必ず声をかけていた。
教室移動の時、廊下で先輩のほうから話しかけてくれることもあった。
「梨紗ちゃん」と呼んでくれることも嬉しかった。
周りからすれば、仲がいいように見えるのかもしれない。
いい感じなんじゃないのかと、思われても不思議ではないのかもしれない。
出会った頃と比べたら、確実に進歩している。
ただ梨紗には、考えていることがあった。
「絵里は!?何かないの〜?」
強引に話題を変えた。
体育館では、バスケ部の練習が終わり、1年生が片付けをしていた。
「幸輝!タオル忘れてるよ」
そう話しかけたのは悠。
バスケ部で一番、幸輝と仲がいい。
2人は並んで部室に向かって歩き出した。
教室移動の時、廊下で先輩のほうから話しかけてくれることもあった。
「梨紗ちゃん」と呼んでくれることも嬉しかった。
周りからすれば、仲がいいように見えるのかもしれない。
いい感じなんじゃないのかと、思われても不思議ではないのかもしれない。
出会った頃と比べたら、確実に進歩している。
ただ梨紗には、考えていることがあった。
「絵里は!?何かないの〜?」
強引に話題を変えた。
体育館では、バスケ部の練習が終わり、1年生が片付けをしていた。
「幸輝!タオル忘れてるよ」
そう話しかけたのは悠。
バスケ部で一番、幸輝と仲がいい。
2人は並んで部室に向かって歩き出した。