この道の先に…
第2章 開かれた扉
違う景色
次の日の朝、駅のいつもの場所に晴美も絵里もいなかった。
そこには、眠そうな顔をした良平がいた。
梨紗のケータイが鳴った。
マナーモードにしてなかった! そう思いながらケータイを開くと、晴美からのメールだった。
『こんな時はやっぱり良平でしょ!』
梨紗は少し笑ってケータイを閉じる。
「おっはよ!」
「おはよー。お前らいつもこの時間なの?ねみぃよ…」
眠そうにそう答える良平が、隣にいてくれて嬉しかった。
電車を降りて、学校までの道を歩いていると、
「…で?落ち込んでるの?」
良平が切り出した。
「それがそうでもないんだよねぇ…ショックなんだけど、意外と元気っていうか…」
これは強がりでもなんでもなく、梨紗の本心だった。
そこには、眠そうな顔をした良平がいた。
梨紗のケータイが鳴った。
マナーモードにしてなかった! そう思いながらケータイを開くと、晴美からのメールだった。
『こんな時はやっぱり良平でしょ!』
梨紗は少し笑ってケータイを閉じる。
「おっはよ!」
「おはよー。お前らいつもこの時間なの?ねみぃよ…」
眠そうにそう答える良平が、隣にいてくれて嬉しかった。
電車を降りて、学校までの道を歩いていると、
「…で?落ち込んでるの?」
良平が切り出した。
「それがそうでもないんだよねぇ…ショックなんだけど、意外と元気っていうか…」
これは強がりでもなんでもなく、梨紗の本心だった。