この道の先に…
部室に引き上げてきていたバスケ部員達の所に、1人の先生が走ってきた。
「隣町で女子大生が襲われて、犯人は捕まってないらしい。なるべく大人数で帰るようにして気をつけること!女子マネージャーだけで帰らせないように!」
先生はそう言うと、まだ残っている他の部のほうへ走って行った。
晴美と絵里と良平は、注意を呼び掛けにまわっている先生と1人も会うことなく、靴に履きかえて校舎を出た。
「部室のほうまで行ってみようか!」
梨紗がいないこともあって、拓也を迎えに行こうと晴美が提案する。
3人は部室に向かった。
バスケ部員がゾロゾロと歩いてきた。
「お疲れぃ!」
拓也を見つけた良平が声をかける。
「うぃーっす」
答えながら拓也は、足を止めた。
少し後ろを歩いていた幸輝と悠が追いついた。
拓也は、そこに一緒にいるはずの梨紗の姿がないことに気が付いた。
「梨紗は!!!?」
『梨紗』という名前を聞いて、幸輝の足は止まった。
「10分くらい前に1人で帰ったけど…。なぁんだよ、いきなりデカイ声で」
「隣町で女子大生が襲われて、犯人は捕まってないらしい。なるべく大人数で帰るようにして気をつけること!女子マネージャーだけで帰らせないように!」
先生はそう言うと、まだ残っている他の部のほうへ走って行った。
晴美と絵里と良平は、注意を呼び掛けにまわっている先生と1人も会うことなく、靴に履きかえて校舎を出た。
「部室のほうまで行ってみようか!」
梨紗がいないこともあって、拓也を迎えに行こうと晴美が提案する。
3人は部室に向かった。
バスケ部員がゾロゾロと歩いてきた。
「お疲れぃ!」
拓也を見つけた良平が声をかける。
「うぃーっす」
答えながら拓也は、足を止めた。
少し後ろを歩いていた幸輝と悠が追いついた。
拓也は、そこに一緒にいるはずの梨紗の姿がないことに気が付いた。
「梨紗は!!!?」
『梨紗』という名前を聞いて、幸輝の足は止まった。
「10分くらい前に1人で帰ったけど…。なぁんだよ、いきなりデカイ声で」