鈴結の扇
文明が発達し、およそ1000年
人々は御霊という存在に脅かされていた。結界を出れば化物がウロウロしているこの世界をなんとかしたくて、自分の力を生かしたくて組と呼ばれるところに入った。

近くで鳴き声が聞こえる。この辺りにはもう僕しかいないらしい。みんなが無事なのかもわからない。
1歩、1歩と近づいてくる御霊の足音が聞こえてくる。
もうダメかも、そんな時だった。
「うぉりゃああああ」
1人の声が響いたんだ。
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