鈴結の扇
私side

今日は私のいる組が休みの日だった。狩りにも2人以上と決まりのあるため、暇のままそこら辺をぶらぶらする私。
私は鞠宮 鈴結と言います!15歳で神巫をしているんだ!
神巫は適正がある人とない人がいて、神具と共鳴した時からもう御霊を倒す訓練を始める。
私もそうだった。5歳の時から親と離れひたすら訓練をしてきた。
あ、でも寂しいとか、そんなんはないからね!親とれんらくはとってたし!

神巫は組によってわかれており、組で固まりながら、御霊を倒してゆく。

まぁ、組と組とは同盟でも結んでないと仲はめっちゃ悪いんたけどねぇ…

キィンと音がして、放送が流れる。

「狛江都組が御霊の群れと遭遇して救援を求めてきた!神巫は第弐階鳥居へ向かってくれ!」

狛江都は私の組と同盟を結んでいる小さめの組だ。御霊は群れで行動することがある。けれどめったに遭遇することはないんだけど…

「鈴結さん!聴こえますか?!?!」

私の神具、扇に仲間からの言葉が届く。

唇から笑みがこぼれる。
「わかっておる。鳥居の結界を強化しておけ。」
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