君とともにこの傷を
電車に揺られながら必死に睡魔と戦っていた。
うたた寝をしているとある程度人がいた車両内は次々と停車する駅に人が降り車両の中はさっきとは思えないほど人が少なくなっていた。
「やっべ。」
乗り過ごしたかと思って周りを見たけど、俺が降りる駅の2つ前の駅だった。
あぶねー。
でも、今日、俺なんかついてるな。
占い1位だったのかな。
イヤホンを重たいリュックの中にしまい窓を見た。
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