君とともにこの傷を



どこの高校だろう。

って俺これじゃあストーカーじゃねぇかよ。

やっぱ、ついてないな今日。

しばらくして俺の降りる駅に電車が止まった。

電車から1歩降りた瞬間、待っていたかのように冷たい風がふいてきた。

「さみー。」

1年で1番大嫌いな季節、冬。

もう、冬なんかとばして春になってほしい。

自動販売機であたたかいコーヒーを買って学校へと俺は急いだ。
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