君とともにこの傷を



手にはすでに冷えてしまったココアの缶。

不思議だった。

彼が゛ばいばい゛と言った時、私はこの人の前だったら話せるような感じがした。

どうしてだろう…

昨日、会ったばかりなのに…

どうしてそんなこと思ってしまったんだろう。

なぜ、そう思えたんだろう。

私の頭の中で多くの疑問が募っていく。

それに……
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