ただ君だけを。
―――― 気になる。
ううん。
結果は、わかってる。
きっと、絶対に、
上手くいく訳が無いんだ。
「って、何考えてんの私。」
別に優が由佳と付き合おうと
私には関係ない。
優はただの幼馴染みなんだし。
それに、由佳は、私の親友。
由佳の恋が上手くいくと嬉しいんだ。
でも、優は、私のことが好き。
上手くいく訳が無い。上手くいくな。
なんて、最低なことを思っちゃう
私がいる。
「…。メール、返さなきゃ。」
歩く足を止めて由佳にメールを返す。
『えぇー!?そぉなのー!?
由佳やるぅー!で、結果は!!??』
無駄にハイテンションなメールを
由佳に送った。