ただ君だけを。
家に帰宅した私は、

ずぶ濡れになった体を、タオルで拭き

シャワーを浴びた。




「――――す、き。」



って、何呟いてんの。

顔が、熱い…。

シャワーを顔に思いっきりかける。

そおする事で、顔が熱いのを

シャワーを浴びているせいに出来るから。




――――そんな訳、無い。



私が、


優のことを、



好き。だなんて、











――――ありえない、よ。
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