ハイドアンドシーク・ラブ
急いで集まると、いつの間にやら全員が部活に来ていたことに気が付く。
遥南先輩の計らいで、秋先輩の隣に並べそうだ。
──けど。
「ちょっと入れてー」
ノロノロと歩いてきた泉ちゃんが、割り込んでくる。
──ちょっと、なんなの。
ずい、と入ってきた泉ちゃん。
拗ねたように自分の頬が膨らむのが分かった。
「遅いぞ泉!走って来い!!」
監督──ではなく、男バレキャプテンの遥斗先輩に注意される泉ちゃん。
「はぁい」
隣に居る遥南先輩と目が合う。
お互い笑って、監督の話に耳を傾ける。
「1年、入ってこい」
はい、と、2人くらいの大きな返事。
それから、小さな返事。
とことこと入ってきた1年生。
整列すると、性格の違いがよく分かる。
背筋伸ばして正面見てる子。
俯いて猫背な子。
そっぽ向いて興味なさげな子……。
──態度わるいな。
遥南先輩の計らいで、秋先輩の隣に並べそうだ。
──けど。
「ちょっと入れてー」
ノロノロと歩いてきた泉ちゃんが、割り込んでくる。
──ちょっと、なんなの。
ずい、と入ってきた泉ちゃん。
拗ねたように自分の頬が膨らむのが分かった。
「遅いぞ泉!走って来い!!」
監督──ではなく、男バレキャプテンの遥斗先輩に注意される泉ちゃん。
「はぁい」
隣に居る遥南先輩と目が合う。
お互い笑って、監督の話に耳を傾ける。
「1年、入ってこい」
はい、と、2人くらいの大きな返事。
それから、小さな返事。
とことこと入ってきた1年生。
整列すると、性格の違いがよく分かる。
背筋伸ばして正面見てる子。
俯いて猫背な子。
そっぽ向いて興味なさげな子……。
──態度わるいな。