Winter Sinter
05.Friend
キーン…コーン…カーン…コーン…
「あ、授業終わったな。俺達もサボっちまったなw荷物取りに行くか〜」
「そうだね!あ、ちょっと待って!高倉さん…その…Butterfly Effectって、もしかして新曲…?」
「うん、そうだよ」
「キャーーーー♡!やばい!本当?!すごく嬉しい!!!」
「でも、楽しみ1つ無くしちゃったよね…」
「そんなことないよぅ!この素敵な歌詞にどんなメロディーが入るのかと思って…あ〜早く完成形を聴きたいよ〜♡!」
「本当にありがとう、楽しみに待っててね」
「うん!じゃあゆき達そろそろ行くから今日は家でゆっくり休んでね♪」
ー夜ー
生理痛治ってよかった…
「マリア!」
「リリアさん!お疲れ様です」
「お疲れ。時間丁度だね。じゃあ事務所に行こうか」
「はいっ!」
「…何か良い事あった?」
「え?!」
「わかりやすすぎw」
「うー!…秘密です!」
横目で見ると
リリアさんは微笑んでくれていた…
ーミーティングー
「いいね、俺は今回もこのままでいいと思うよ」
上手ギター兼リーダーの紫依(しい)さん
「うん、俺もいいと思うよ」
下手ギターの沙紅(さく)さん
「タイトルもいいね、曲にぴったりだ」
ベースの響(きょう)さん
「この調子で今回も1位取りたいな」
ドラムの千那(ちな)さん
そしてボーカルのリリアさん
この5人がMariaのメンバーだ
「わ、私も今回も自信作で…そう言ってもらえると嬉しいです!」
紫依
「あとはバラードだけだな。この曲はメロディラインと歌詞だけが決まってない。ミニアルバムは来月末発売でまだ時間はあるとはいえ、難航してるな…」
響
「他の曲完成してるからは後はこの"Butterfly Effect"の歌録りとバラードのレコーディングだけだね」
リリア
「マリアも学校大変だと思うけど、ここを乗り越えたらもっといいものができるから一緒に頑張ろう!」
「はい!こちらこそ宜しくお願いします!」
千那
「マリアちゃん、今日なんだか元気だね〜?何かあった〜?」
「…友達…と呼ばせてもらっていいのかわからないけど…友達が…できました…」
千那
「ほんと〜?!よかったね〜!大切にするんだよ〜!友達は一生モノだからね〜!」
「…はい!」
Mariaのメンバーと
雪ちゃん、吹雪くん
私の心はいつもより優しいものに包まれている感じがした