HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~


『先生ッ!!』




あたしの大声に先生は驚いて振り返った





『なんだぁ~?』



『あたしの名前!知っててくれたんですか?!』



『当たり前だろ~!またな!倉田紗雪!』







先生をまたあたしに背を向けてヒラヒラと手を振った






あたしはその場から動けずに仁王立ちしながら空を見上げた







うれしいッ!



名前呼んでくれるなんて…下の名前まで知ってるなんて思わなかった




それに…飴玉まで貰っちゃった



先生があたしにくれたもの






宝物だよぉ~



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