HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~

ドキドキ






いつの間にか眠ってしまったあたし





『―――た…倉田!起きろ!』


『んにゃ…?』





眠気眼をこすりながら目を開けると目の前には愛しい先生の姿





『わぁッ?!先生?!』




先生はフッと笑ってあたしの頭に手をおいた





また先生の手が…!



先生…あたし今起きてるよ…??





あたしの頬が真っ赤に染まる




『寝過ぎ!打ち所でも悪かったのかと思ったろ~!』






そのまま先生はあたしの頭をワシャワシャと掻き回した





『髪が乱れる~!先生やめてよ!』







とか言いながら嬉しいあたし






『寝癖で元からぐちゃぐちゃのくせによく言うよ!』




先生が満面の笑みで言うからあたしは照れ隠しに頬をプゥッと膨らませて拗ねたフリをした







『あれ?怒った?』



違うよ…恥ずかしいの!




『ごめんって!頭のこともごめんな?怒るなよ~』






先生はそう言ってあたしの顔色を伺うように,あたしに顔を近付けた





心配そうな先生の顔がかわいくて…子犬みたいで余計に顔が見れないよ



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