HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~




先生はあたしがまだ怒っていると思ったらしい





『さぁ姫!お家までお送りしますから機嫌直してくださいな♪』






そう言うとあたしにまた飴玉をくれた





あの時と同じチョコ味の飴玉







『先生ありがとう!…て家まで送ってくれるの?!』






あたしの顔は飴玉でパァッと笑顔になり,先生が送ってくれると聞いて驚いた顔になった





『ぷッ…お前って表情がコロコロ変わるのな♪かわいい…ぷぷッ』





ドキッ





かわいい…?






先生があたしのことかわいいって言った?




そんなこと言われたら顔が緩む…!







『先生ってそういうことサラっと言うんですね!ビックリしちゃった』



『なに?俺はそんなこと滅多に言わねぇよ~だ!レアだぞレ・ア!!』




舌をベェッと出して悪戯っ子の顔をする先生







かわいいのは先生の方じゃん…メロメロになっちゃうよ~


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