HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~




あたしはズルズルと先生を引きずり,やっとのことでベッドに辿りついた





『先生?なにか作るんで寝ててくださいね?』



『…うん…』





思いがけない先生の素直な返事に胸がキュンと鳴ったことは言うまでもなく…








ルンルン気分で台所に向かうあたしの目に一枚の写真が写りこんだ














先生と……かのじょ?だよね?









幸せそうに写る二人

















先生の目にあたしは写らない














そんな事実を突き付けられた気がした









あまりにも二人が幸せそうで,いくら今この世にいない人でも敵わないと思った







ううん









この世にいない人だからこそ…いくら頑張っても一生敵わない。








その人が…先生の1番なんだから



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