HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~

涙のわけ




ピンポーン




またチャイムに応答なし




先生寝てるのかな…?


携帯…取るくらいイイよね?




ガチャ



『失礼しまぁ~…す。』



あたしは小さな声で挨拶をして部屋に入った



リビングの机の下に無造作に置かれているあたしの携帯




『あった☆』



あたしは携帯を手に取ると辺りを見回した




きっと生徒の中でこの部屋に来た子はいないだろう


そんな優越感で顔がにやけた。さっき先生に拒絶されたばかりなのに…



それでも先生のこと好きなんだ…こんなにも…





あたしは携帯を握りしめ,部屋を出ようとドアノブに手をかけた




先生…寝てるんだよね?


…寝顔見たい…



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