HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~
『次…英語かぁ…』
前は楽しみで仕方なかった英語の授業も今では我慢の時間
先生の姿が視界に入らないように窓の外を眺める毎日
『紗雪~今日も部活来ないの…?』
『純ちゃんゴメンね…まだ気持ちの整理がつかないんだ』
あたしはスカートをギュッと握った
『無理して…忘れなくてもイイんじゃない?』
純ちゃんは心配そうにあたしの肩に手を置いた
最近は食事も喉を通らず少し体がだるい
『これは罰だから…神様からの…』
『紗雪…』
そう
罰なんだ…
自惚れた罰
先生みたいな大人な人に相手にされるわけないのに