HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~


先生はニコッと控えめに笑うと教卓へ戻ってしまった



この紙なんだろ…何か書いてる?!




カサッとその紙を広げると先生の字で書かれていた手紙だった













倉田へ



この間はごめん。この間と言ってももう2ヶ月も前になるんだけど…



忘れろって言ったのはお前のためなんだ。



お前には無限の未来がある。だから俺なんか見ていちゃダメだ。幸せな恋をすればいい。
俺にはお前を幸せにできないんだ。












先生やっぱりあたしの気持ち気付いてたんだ…


そりゃ気付くよね…家まで行っちゃったし




その手紙の下の方にまだ何か書かれていた


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