HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~




夢みたい…




あたし先生と笑いあってるよ






入学してからずっと憧れてた先生と授業以外で話せる日が来るなんて…







キーンコーンカーンコーン






『お?チャイムなったぞ?いいのか?』



『はッ!やばい!遅刻しちゃう!先生さよなら!』




あたしは先生に背を向けて走り出そうとした






『あぁ!こけるなよ!またな♪』






----またな-----






あたしはこけないように走りながらこの言葉を頭の中で何度もかけめぐらせていた









また…話せるよね?先生…














ガラッ




『はぁはぁ…間に合った!』



『遅かったね紗雪~…?顔真っ赤だよ?どした?』



『純ちゃん…!やったぁ~♪あたしやったよ~!』





純ちゃんの頭の上にはたくさんの?マーク




でもそんなの気にならないくらい嬉しかったんだ











先生







さっき話したばっかりなのにもう会いたいよ…






あたしだけに向けられた笑顔…忘れない



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