HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~
その言葉を聞いた瞬間あたしの中の迷いは全て嘘みたいに消えていった
好きでいていいんだ
先生のこと
好きでいていいんだよね
『ふふッ♪』
自然に笑みが零れたあたしを見た先生は不思議そうな顔をしている
『なに?気持ち悪いなぁ~!もっと飴欲しいの?』
『今日はいらないよッ!今度またちょうだい?』
『…?別にいつでもやるよ?変な奴…』
あたしの機嫌は急上昇!元気もりもり♪
『さて…と!もう暗くなってきたな!帰りますか。また送ってやるよ姫』
『ほんと?!わぁ~い♪』
あたしたちは誰もいなくなった校舎を後にした