HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~




『せんせ…?なんで…?』


あたしは先生の胸から顔を少し離し,先生を見上げようとした


するとさらに強く抱きしめられた


『そんな顔すんな…止まらなくなる…』


『え…?』


『誰もお前のことなんとも思ってないなんて言ってない。』





どういう意味…?



『今の俺たちは近すぎる。だから特別な関係にはなれない』




やっぱりフラれたんじゃん…



『でも…教師と生徒じゃなくなった時…俺の気持ちにも整理がついて,それでもお前の気持ちが変わってなかったら…』




『…なかったら?』




あたしは次に来る言葉にドキドキで生唾を飲んだ




『それはそのときにキチンと言う。俺からな!』




先生はニッと笑うとあたしを抱きしめる手を緩めた





『それまでは…これで我慢な?』







そう言って…あたしのオデコに優しくキスをくれた



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