HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~
耳元で囁かれたせいかあたしの顔は真っ赤に染まった
すると生徒会長はあたしの腕を離し巾着を手渡してくれた
『倉田紗雪さん。あの日,君に出会った時から君の泣き顔が忘れられなかった。好きです』
『へ?!!!!!』
いいいいい今なんて?!好き?!
キャーっとその場にいた生徒達から響く声をバックサウンドにあたしは動くことができなくなっていた
『じゃあまたね♪』
生徒会長はさわやかな笑顔で手を振って去って行ってしまった
…え?嘘でしょ?!!
なんで生徒会長があたしなんか…ってかスゴイ注目浴びてるし!
『こら~おまえら部活もう始まってんぞ!』
ドキッ
振り返らなくてもわかる愛しい人の声
『ん?どした?』
よかった今の告白見られてなかったみたい…
『今から行きます!!』
『珍しくやる気だなぁ~まぁイイや。』
先生は笑ってあたしと純ちゃんの頭をポンと叩いた
やっぱ幸せだぁ~