HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~

~先生SIDE~

~先生SIDE~



自宅までの道を車で走っている


この前,隣には倉田がいたんだな…


隣に誰もいない寂しさが俺を襲う




俺は弱い人間だ。







倉田に告白されそうになった時,正直焦った



この関係を壊したくない。




たしかにそれもある。でも第一には…落合の顔が浮かんだ




落合は俺が顧問しているバスケ部のマネージャーだった



1ヶ月前に俺は落合に呼び出された





『あたし…高先が好き!』



2度目の告白だった…実は数ヶ月前にも告白されて振っていたんだ。そしたら落合はマネージャーを辞めていた。きっと俺のせい



『本気だよ?』




パッと倉田の顔が浮かんだんだ…俺の心の中には倉田がいた。ゆきではなく倉田が…




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