HATSUKOI~先生が教えてくれたこと~



『おまえは俺のカワイイ生徒だ。』



『それって生徒はダメってこと?』




俺は頷けなかった。だって倉田も生徒だから…生徒はダメとは言えなかったんだ





『恋愛感情なんてない』



そう告げると落合は泣きながら走り去っていった



生徒に告白されるのは初めてじゃなかったが,いつも辛い気持ちになる




答えてあげられなくてゴメンな…って。





だから倉田には告白して欲しくなかった。




付き合うことはやっぱり無理だから…付き合うという口約束は簡単だけど俺たちには壁が多すぎる




答えられなくてゴメンとは思いたくなかったんだ



ほんとは答えたいから…ほんとは俺だって倉田を…


< 82 / 105 >

この作品をシェア

pagetop