零姫
「何ですか?」

「朝の...隠し扉の...見つけたか?」

「はい。...あそこで、何をしていたんですか?」

すると、あからさまに嫌そうな顔をした。

「俺の、家...」

家...

「話して、くれますか?」

「話しても、なにもわからない。お前なんかにわかるわけないっ!!」

・・・。

私は、一度目を閉じ、宮国先輩を睨みつけた。

「そうですね。でも、話さないと少しもわからない。わかるわからないを勝手に決めつけないでください!」

「......ついてこい。」

立ちあがった宮国先輩は、隠し扉へと、入っていった。
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