零姫
すると、宮国先輩は何も言わずに私の頭を撫でた。

「泣きたい時は泣けばいい。」

その言葉で、私は泣いた。瞳から涙が溢れでてきた。

静かに泣いていた私を宮国先輩はずっと撫で続けていた。
< 35 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop