零姫
静かに流れる一本の川。そして、その川の横に咲いている花々。

「ここは…俺の一番の…お気に入りの場所…。」

「先輩…ここを教えてくれて、ありがとうございます。私もれここが大好きになりました…♪」

その言葉と共に溢れた笑顔。

「笑えた…な。零亜…その笑顔……」

「…笑顔がどうかしました…?」

「なんでもない…」

顔を背けてそう言った宮国先輩。そんな姿を可愛いと思ってしまった事は秘密。
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