零姫
「おはよう…零亜」

「お、おはようございます…?」

「何で、疑問系…なんだ…?」

だって…宮国先輩が…立ってるんだもん。いるとは思ってなかったから…疑問と驚きで…。

「なんで先輩がいるんですか…?」

「俺が…迎えにきたら…だめか…?」

だめ…ではないけど、意外だったもので…。

「先輩、迎えとか面倒とか言って断りそうな…あ、ごめんなさい。」

心の声が、声に出ていた…;

「いや…図星だよ。けど、零亜の迎えなら…面倒じゃない…行くぞ…」

そして、私の手を握って学校へと歩みを進めた先輩。…って、

「ちょっ…!先輩…!?」

「どうした…?」

どうした?じゃなくて…!

「て、て、て…なんで繋ぐんですか…!」
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