零姫
...これは、告白なのだろうか。女の子なら一度はされてみたいという、私にとったら迷惑そのものな告白。
よりによって、こんな日に...

「ごめんなさい。お付き合いするとか、そういうの興味ないんです。」

「なら、せめて友達からってわけには、いかないか?」

は...?

「友達って、ただのごっこ遊びですよね。まあ、私に関わらないでください。失礼します。」

呆然としている先輩をほって屋上を後にした。


♪~~~


昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。

「最悪。......サボろう。」

そして誰もこないであろう、空き教室で昼食をとろうとした。

ガラガラ......ゴツン!!

ドアを開けた瞬間に、誰かとぶつかった。

「わ、悪い。前見て何も見えなかったから...」

「...こちらこそすいません。ドアの向こう側に壁があるとは思いませんでした。」

「.........」
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