神人 second story~誕生~
そして次の瞬間、少女の脇を通り過ぎて圧縮された風が男に当たり吹き飛んだ。
「てめぇ等は舐められて当然の大人だろ」
バースは少女を後ろに下がらせ、男達の前に立った。男達は突然の事に動揺している。
「誰だお前は!?」
「何をした!?」
「うるせえなぁ」
バースは頭を掻きめんど臭そうに答えた。
「神人だよ、バーカ」
「くっ…」
さすがに神人の存在は知っているか、男達に一気に動揺が走った。
「おい、殺っちまえ!」
男の一人がバカ正直に突っ込んで来た。
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