神人 second story~誕生~
「殺すな…」
「無理しないで下さいよ」
「してねーよ」
バースがクロースと睨み合っていると、動ける者が動けない者を抱えて逃げて行った。
「あ、待て!」
敵の情報を聞き出そうと追いかけようとしたが、慣れないのに使い過ぎたか、腕が痛んで動けなかった。
「くそ…」
五年の間に身体が鈍っているか。これは早く力を付けないと今後に悪影響だな。それに、ウチのチームには危なっかしい奴もいるし。
バースがクロースを睨んでいると、金髪の少女が近付いて来た。
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