神人 second story~誕生~
それをクロースは軽々と受け止めた。ヘウ"ンさんはクロースよりも身長が低いし、片腕で受け止められるくらいなので体重も軽いのだろう。
「大丈夫ですか?」
声をかけるクロース。ヘウ"ンさんは体制を立て直しながら笑顔を見せた。
「ありがとう、クロース」
「……」
何故だろう。似ている訳じゃないのに、ヘウ"ンさんに姉さんの面影が重なる。
「クロース?」
不思議そうにヘウ"ンさんがクロースを見上げた時、背後から声が聞こえた。
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