神人 second story~誕生~
すると、扉が眩しいほどに輝き、扉の側にあった強大な力を持つと言われる神書が、光の粒となって消えてしまった。
「扉が!?ナスカさん!?」
まだ光りが立ち込める中、ヘウ"ンさんが焦って叫ぶ。だが、ナスカさんは反応を見せずに黙って扉を見つめている。クロースも黙って扉を見つめていると、だんだん目が光りに慣れてきた頃、扉が消えた場所に人影を見付けた。
「誰ですか、アレ」
「え?」
ナスカさんにすがりついていたヘウ"ンさんもまた注目する。
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