神人 second story~誕生~
「バー…ス…」
声を震わせヘウ"ンさんが呟く。バースとは、ルナさんが話していたあの伝説の神人なのか。
バースさんはヘウ"ンさんに近付きながら、
「お前ちっとも変わらないなー。相変わらずちっこいし」
ポンとヘウ"ンさんの頭に手を置いた瞬間、ヘウ"ンさんは堰を切ったように泣き出した。
「ど、どうした!?何で泣いて――」
バースさんの言葉を遮り、ヘウ"ンさんはバースさんに抱き付いた。
「バース…会いたかった」
< 30 / 113 >

この作品をシェア

pagetop