神人 second story~誕生~
「それが全く覚えてねーんだよ」
「そうなんだ」
「お前、私が死んだと思ってただろう~」
ジト目のバースさんに、図星だったのか、ヘウ"ンさんは少し慌てた様子で両手をブンブンと振った。嘘がつけないんだな、この人は。
「お、思ってないよ!でも、もう会えないと思ってたから…」
「そうだな」
「おかえり、バース」
「ああ、ただいま」
幸せそうに笑い合う二人。五年間会えなかった二人がやっと会う事が出来、自然と零れる笑顔。
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