神人 second story~誕生~
五年経っても何も変わらないバースと教会。当たり前だけど、五年前と同じように過ごせる事がとても嬉しかった。ジュリアさん達がいればもっと嬉しかったけど。今更そんな事を言っても何も始まらない。
「ところで、お前誰だ?」
ずっと気にしていたのか分からないが、バースがクロースに向かって聞いた。
「あ、言ってなかったね。えっと…」
何て説明すればいいのか迷っていると、クロースが代わりに自己紹介してくれた。にこやかな笑みで。
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