神人 second story～誕生～

「へー、便利じゃねえか」
そんな神剣があるなんて知らなかった。これなら神人の力が無くなったバースにピッタリだ。でも、ナスカさんが最初に貰った神剣をバースにあげていいのかな？
「けど、その神剣は呪われてるの」
「あん？」
ナスカさんは視線を落とし、テーブルの上で両手を組み合わせその上に顎を乗せる。
「それは、普通の神剣よりも強い力を使う事が出来る。でも、上手く神剣を使いこなさないと神剣が持ち主の力を奪ってしまう」