神人 second story~誕生~
少し焦るヘヴンとバースの間から、ひょっこりとクロースが出て来た。全く喋らないからいるのを忘れた。
「心配しなくても大丈夫ですよ。ヘヴンさんは僕が守りますから」
「クロース」
「ヘヴンさんは僕の大切な人です。だから僕が守ります」
「いや、あの、大切な人ですって言われても…」
今日初めて会ったばかりだし、まだまともに話だってしてないのに大切な人って言われても実感が沸かない。
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