神人 second story～誕生～

バースはこれ以上話しを続けたくなかったのか、歩き出そうとしたが、それをクロースが追いかけバースに何か耳打ちした。
「貴女には負けませんよ。戦いにおいても、ヘヴンさんも渡しません」
「お前…」
ヘヴンには聞こえなかったが、クロースはバースに何か挑発でもしたんだろう。バースのクロースを見る目が若干尖っていたから。何となく気になったヘヴンは、
「何の話？」
「何でもありませんよ。ヘヴンさん、あの店でちょっと休憩しませんか？」