緑の指を持つ君と
補足です



緑の指は優秀なガーデナーに対して使う言葉です。草花の手入れのために、指が緑に染まってしまうからでしょう。

水やり途中で気になった雑草を抜いたりしてしまうと、とたんに指が緑色になってしまいます。

また手袋しないでしてしまった…と思うのに、今ならまだ小さいからとか、今日は地面が濡れているから抜きやすいとか、いらぬ理由をつけてしまいます。


最後のほうに引用した「大砲に花を咲かせる」というくだりは児童文学であるモーリス・ドリュオン作「みどりのゆび」岩波少年文庫からの引用です。



親指を押し付けるだけで、刑務所にも、軍隊にも花を咲かせてしまう少年のお話です。街じゅう花で満たされていたら、きっとその街の人は幸せですよね。

大人になってからのほうが心にしみ入る作品です。機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。


ちなみに瀬名さんのまいた種はフウセンカズラで小さな緑の袋を沢山つける、涼しげなお花です。

虫もつきにくいうえに、育てやすくとてもお利口さんです。


特に書き加えておきたいことに、この種がまた愛らしいのです!

BB弾くらいの黒い種なんですが、なんと白いハート模様がついています。


種から葉から全てがかわいい。


ここまでお付き合いありがとうございます。

普段なら別視点は書かないのですが、蛍で書き残していたことを書いたためです。さらにはお見苦しい補足までありますが、少しでも何か伝わったならいいな。
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