女王様の恋



いったいどうしちゃったというのアタシ!!自分を自分が解らない。



今まで、男の子といてもエッチしているときもこんなにドキドキしたことがなかった。



なのに、今どうしてこんにドキドキしているの?



桐真は優の友達でしょう?アタシにとってそれ以上でも、それ以下でもないはず…。



なのに何で桐真が気になるの?



「さあてっ!!」



必要以上の大きさのベットに大きく腰掛ける桐真にビクッとしてしまった。



それから、今から自分たちがする事を考えると恥ずかしいような悲しい気持ちになった。



男の子と寝るなんていつもの事なのに、いつも何の感情も無かったのに今日だけは感じた感情。



相手は桐真なのに…



立ったまま俯くアタシと対照的に、桐真は明るい声をだす。



…当たり前か。



だって、桐真だってアタシの身体が欲しかっただけだもんね。



鳳嬢美桜と寝たって事実が。



今更、来なければよかったなんて後悔してももう遅い。



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