女王様の恋
「無理。今日は紗羅と遊ぶから〜」
ヒラヒラと手を振って自分の席に向かう。それでも、光輝(コウキ)だったっけ?コイツは引き下がらない。
「じゃぁ、紗羅チャンも一緒に!!俺あと1人呼ぶからさっ。」
周りにいた他の男子が目を輝かせる。うまく行けば自分も遊べるとでもおもっているのかしら?
ったく、程度が低い。自分から行動に起こせないの?
「紗羅には彼氏いるからごめんねぇ〜また今度にして。」
周りから残念な声があがるけどアタシは気にしない。
え?
アタシには彼氏がいないのかって?
悪い?彼氏いなくて!!