一粒の涙と奇跡

「親戚の小林さんに預かってもらおう。

いい感じの理由をつければ、

大丈夫だ。」

「さすがあなた。

…愛してるわよ。

これで、やっと2人になれたわね。

そもそも、最初はあの子おろすつもりだったのに、

時期的に遅くて産んでしまっただけだもの。」

「あぁ、これからは2人でやっていこう。

俺も、愛してる…」
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