一粒の涙と奇跡

すると、

「おはよ。」

という愛しい人の声が聞こえ、

胸が高鳴った。

前を向くと、水海が待っていた。

「どうしたの?

珍しいじゃん。」

平然を装いながら、

私はそう言った。
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