一粒の涙と奇跡

昼休みになり、

私はお弁当を持って屋上に向かった。

ドアを開けると、

少しひんやりとした風が頬を横切る。

でも今日は晴れているため、

あまり寒くはなかった。

膝の上にお弁当を広げて食べていると、

目の前に影ができた。

不思議に思って上を向くと、

水海が立っていた。
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