一粒の涙と奇跡

「ごめん…ありがと。」

駿はそう言って

靴を綺麗に揃え、家にあがった。

私は暖かいお茶をいれて、

駿の前に置いた。

「ありがと。」

と、駿は小さく言う。

「で、話ってなに?」

私は首をかしげる。
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