一粒の涙と奇跡

その言葉で

一斉にドアの方に視線がいく。

ドアを開け、

前に出てきたのは

夏の日差しに照らされ、

一層輝きを増している茶髪。

人懐っこそうな目。

イタズラそうな口。

動物で例えるなら

犬がピッタリだろう。
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