恋と部活の両立法
「あれ?柊のやつ、鍵閉め頼んだのに開いてるじゃないか。全くあいつは…。」
この声は顧問の先生。
その後に
_ガチャガチャ
嫌な予感がする音が聞こえて…
「あ…。」『え…。』
「駄目だ。開かない…。」
『嘘…でしょ。』
閉じ込められたことに気づいた。
ドンドンと扉を叩くが効果なし。
もうみんな帰っちゃったのかな。
そもそも今何時?
ケータイはというと、2人とも部室だった。
私は1人だからともかく柊さんは男子他に4人もいるんだから、1人くらい部室で柊さんがいないことに気づく人いるんじゃ…
「俺、結構あの中じゃ存在感薄いからなー。」
私の期待を裏切るように柊さんは呟いた。