恋と部活の両立法
『う…それは、えっと…。』
「何よ、ここまで言っておいて何もない何て言わせないわよ。」
『そ、そうですね。はは。』
いや、私は言っても良いんだけど、
全然いいんだけど、
柊さんが…!
【バラしたらどうなるか分かってるよね?】
思い出しただけでゾクッとする。
そんな私から察したのか朱理は私の机に頬杖をつきながら言った。
『口止めでもされてるの?
大丈夫よ。この学校の男はみんなあたしを恐れているから、何かあったらすぐ助けに行くわよ。』
朱理、今までどんな日々を…
「はぁ…。絶対誰にも言わないでよ。
実は……」
私は耳打ちするような小さな声で話し出した。
まぁ、そんなことしないでも優を囲む女子の声がうるさくて他の人には聞こえないと思うけどさ。